ナイス(神奈川県横浜市)は、6月1日から、同社の本社ビルで使用する電力の全量について、トラッキング付非化石証書が付帯された実質再生可能エネルギー由来の電力に切り替えた。電力の調達については、東急不動産ホールディングスのグループ企業リエネ(東京都渋谷区)が提供する「リエネでんき」を活用。
2023年3月期における同社本社ビルの年間消費電力量は約44万928kWhで、実質再エネ由来電力への切り替えによる温室効果ガス排出量の削減効果は、二酸化炭素換算で年間当たり201t-CO2を見込む。また、同社グループでは昨年より、全国28か所の拠点への実質再エネ由来電力の導入を進めており、このほどの本社ビルへの実質再エネ由来電力の導入により、グループ全体での温室効果ガス排出量の削減効果は、二酸化炭素換算で年間当たり1676t-CO2(2022年3月期比14.5%削減)と見込まれる。
同社は、5月に公表した「中期経営計画2023」において、環境目標として、2026年までにグループの事業活動に伴う温室効果ガス排出量(Scope1・Scope2の合計)を2022年3月期比で36%削減し、グループにおいてカーボンニュートラルを達成することを掲げている。
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