編集部が注目する住宅関連ネットワークのトップに新建ハウジング発行人・三浦祐成が「今こそ聞きたい話」を深掘りする本連載。
Season2の第4回は、シックハウス症候群に悩む人を救うための家づくりがきっかけでつくられた「無添加住宅」。世界中から集めた無添加建材を使うことで室内空気環境の改善に注力し、住まい手が安心して暮らせる家を建てている。そんな同社の理念でもある「身体に良くないものは使わない」に賛同し、無添加住宅を提供する代理店(加盟店)は数多い。今後は代理店と無添加住宅の可能性をどう広げるのか。代表取締役の難波宏之さんに話を聞いた。
三浦:「代理店」という言葉遣いは秋田憲司前社長の頃から変わらないと認識しているが、改めて定義について聞きたい。
難波:代理店は無添加住宅の商品を使って集客・営業・設計・施工を担い、全国で対応する。地域に密着した無添加住宅を建ててもらえるように規制の厳しいFCではなく、自由度が高いVCに近い代理店制度にした。
三浦:代理店は6月時点で何社に?
難波:185社になる。しかし社数を増やすことだけに傾倒せずに、無添加住宅の素材を使った事業展開の構築に取り組みやすくするための育成事業に2年前から注力している。付加価値のあるハイエンドな住宅を提供する強い会社になってもらうために「エクセレントカンパニー制度」を採用し、無添加住宅を販売するための手法を知る勉強会や施工指導の人材を派遣する施工支援、また代理店の目標設定を聞いたうえで具体的な集客手法を提案している・・・
この記事は新建ハウジング6月10日号6面(2023年6月10日発行)に掲載しています。
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