信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、オグラ工務店(奈良市東九条町、小椋徹代表)が5月23日に奈良地裁より破産手続き開始決定を受けていたことがわかった。負債額は約1億1500万円。
同社は1931年創業。リフォーム工事や新築工事を主体として、社寺仏閣の修繕工事なども行い、2006年11月期の年間売上高は約1億5600万円を計上していた。
しかし、近年は同業者間の競争激化で2019年11月期の売上高は約5100万円にまで減少、赤字決算に陥っていた。また、2020年以降は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、一般顧客からの受注が減少し、業績が悪化していた。
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