信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、 内装工事などを手掛けるウイルアップ(東京都台東区)が、5月24日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けたことがわかった。負債は1億円を超える見込み。
同社は、マンションやオフィスビルの内装仕上げ工事や床補修工事、外壁工事など多種多様な工事を手掛け、2020年2月期には年売上高約4億9000万円を計上していた。
しかし、その後は新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり売り上げは減少。2022年2月期の年売上高は約2億7500万円にダウン。収益も悪化し、赤字を計上していた。その後売り上げは回復傾向にあったが、従前から債務超過状態であったこともあり、資金繰りはひっ迫し、今回の措置となった。
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