夫婦2人のミニマム体制で年10~12棟をこなす谷口建築(鹿児島県指宿市)。Instagramをフル活用して集客にかかる手間や負担を最小限に抑えることで、受注を減らすことなく現場に集中できる体制を整えている。
2人で年10棟以上をこなすナノ工務店
◉現在、同社は代表・谷口優介さんと妻・可奈恵さんの2人体制。プラス外部の大工4人で、年10~12棟をこなしている
◉顧客対応、設計(ファーストプランから実施設計まで)、現場管理は谷口さんの役目。可奈恵さんはCADでのパース作成や見積もりのとりまとめ、SNS運用などを担当。確認申請は外部に委託
◉谷口さんは、大工として現場にも入っていたが、棟数が増えたため、着工後は現場監督の業務に専念している。建材の受発注などは、大工が直接流通店と連絡を取って行う空き家を高性能な賃貸テラスハウスに再生
Instagramでほぼすべての集客をまかなう
◉集客チャネルはほぼInstagram。Instagram経由でコンタクトを取ってきた見込み客を、見学会(オープンハウス)に誘導したり来社してもらったりして、1年かけてクロージングする。コンタクトはDMが多い
◉自社のホームページももちろんあるが、集客上はInstagramのほうが重要。ホームページとInstagram、重要度の割合は1対9
◉ホームページはその会社の存在を知らなければアクセスされないが、Instagramなら気軽にハッシュタグを検索でき、いい写真がひとつでも目に留まれば反応してもらえる
◉Instagramからホームページにアクセスする人は少数派。顧客に聞くと、Instagramで見学会の告知を見て、直接参加するパターンが多い
◉現在はInstagramで十分な集客数を確保できているため、他のSNSを利用する必要性は感じていない。YouTubeにも動画をアップしているが、Instagramのほうが効果的・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー8月号(2023年7月30日発行)「楽」は正義!DXらくらくワーク超入門』(P.48〜)でご覧ください。
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