大和リース(大阪市)はこのほど、子どもが誕生した職員に一時金を支給する「エンジェル奨励金」制度の支給基準を変更し、男性の育児休業取得日数に応じて支給額を最大100万円に増額すると発表した。
変更前は、第1子30万円、第2子50万円、第3子以降1人につき100万円を支給していたが、変更後は男性の育児休業取得日数が30日未満、90日未満、90日以上に分けて支給。90日以上取得した場合、第1子から100万円が支給される。育児休業は分割して2回取得も可能。
また新たに、出生後に4週間まで取得できる「産後パパ育休(出生時育児休業)」を創設した。
同社は、子育て支援の一環として2015年度から「エンジェル奨励金」制度を導入。育児・介護休業法の改正に伴い、4月から支給基準を見直し、男性の育児休業取得を促進することで、女性の社会進出と活躍を支援するとしている。なお、夫婦による育児家事を促進していることから、同制度の申請には家事・育児タスクの見える化と、ワンオペレーション防止のための「家事・育児シェアシート」の提出が必須となっている。
同社はこの他、ワーク・ライフ・バランスに関する独自制度を導入。出産・育児短時間勤務や看護休暇、介護休業など、法定を超える内容で「ワーク」と「ライフ」、働き方(勤怠管理)と休み方(休暇)の双方による両立支援制度を整備している。
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