愛知県不動産鑑定士協会など東海地区の不動産関連団体・企業で発足した既存住宅品質サポートセンター(事務局:株式会社住宅相談センター、愛知県名古屋市)は、国土交通省が今年度実施している中古不動産流通市場の活性化に向けて事業者が連携して新たなビジネスモデルを調査・検討する事業の採択を受けて活動をスタートした。
同センターは、中古住宅の売買やリフォーム工事を行う際にホームインスペクション(住宅診断)を行うことで、建物の品質・性能と隠れた欠陥や劣化の程度を把握する仕組みの構築をめざして設立。工務店や金融機関などと連携して、将来的には診断報告書に基づいて不動産鑑定士などが住宅を適正に評価し、それによって金融機関が住宅ローンやリフォームローン、リバースモーゲージを融資できる仕組みづくりをめざすとする。
まず、ホームインスペクションの認知向上に着手。11月21日に初イベントとなる住関連事業者向けの研修会を明治安田生命名古屋ホールで実施する。講演内容は国土交通省不動産業政策調整官・小林正典氏による「持続可能な国土づくりに向けて不動産業が目指すべき方向について」など。参加無料。要予約。TEL052・238・0082。
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