積水化学工業(大阪市)住宅カンパニーは、都市部の少区画分譲地向け商品「スマートパワーステーションFX まちなみデザインパッケージ」を、6月3日から全国(北海道、沖縄、多雪地域および一部離島地域を除く)で発売する。年間販売目標は500棟。
同商品では、同社のエネルギー自給自足型住宅の最新モデル「スマートパワーステーションFXシリーズ」をベースに、バーティカルラティス(化粧格子)を採用した3つのデザインを提案。環境性と経済性を確保するとともに、一体感のある街並みを構築し、安全とプライバシーを守りながら自然を感じられる心地よい暮らしの実現を目指す。
同商品は、高耐久ステンレス折版と太陽光発電システムを組み合わせた新屋根システム「e-Hat(イーハット)」を搭載。屋根面積あたりのPV搭載容量を従来比で約10%拡大し、モデルプラン(延床面積134.1㎡)のケースで一般的な住宅の約2倍のPVを搭載可能とした。また、大容量蓄電池「e-PocketGREEN」との連携で実現した優れた環境性、経済性、レジリエンス性によって、エネルギー自給自足率約74%を達成。電気代高騰リスクや停電リスクに対応できる。商品コンセプトに応じてPV容量を設定できる仕様のため、さまざまなニーズに適した幅広い提案が可能となっている。
分譲地では、共通アイテムにバーティカルラティスを採用し、「まちなみデザイン」「セキュリティデザイン」「コンフォートデザイン」の3つのオリジナルデザインを提案する。バーティカルラティスが建物のファサードに連続性と調和を生み出し、シンプルモダンの美しい街並みを構築。時代に左右されない資産価値の向上と維持を目指す。また、共働き世帯が安心して仕事や子育てができるよう、侵入や転落を防ぐバーティカルラティスやFIX窓、防犯合わせペアガラスに加え、独自のIoT防犯システムによって、防犯性と安全性を強化。室内と屋外をバーティカルラティスで緩やかに繋いだくつろぎ空間では、家の中に光や風、緑などを取り入れ、都市部でありながら自然を感じる心地よい暮らしが実現するという。
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