パナソニック エコソリューションズ社(大阪府門真市)は、耐震住宅工法「テクノストラクチャー」をベースに、パッシブ設計と独自のHEMS、創エネ・蓄エネ・省エネ設備を搭載したスマートハウス「スマートエコイエ」を開発。同社が展開する工務店組織・パナソニックビルダーズグループの加盟店を通じ、北海道・沖縄を除く全国で11月12日から発売する。2013年度の販売目標は1000棟。
スマートエコイエは、エアコンやIHクッキングヒーター、エコキュートなどの家電をつなげて自動制御する「AiSEG(アイセグ)」を搭載した独自の「スマートHEMS」を採用。太陽光発電システムでつくった電気を蓄電池に貯め、住宅内のエネルギーを節電・管理しながら上手に使い、スマートフォンを使って対応機器の状況確認や操作ができるようにした。
パッシブ設計としては、南側の屋根を1.7m(2階は1.2m)持ち出すことで夏の日射遮蔽と冬の採光・熱取得に配慮。また1階からの風が吹き抜けやオープン階段を通って2階のハイサイドライトから抜ける通風設計を行うことで、冷暖房に頼りすぎない住まいを実現するとする。
国が目指すゼロ・エネルギー住宅、LCCMにも対応可能。
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