工学院大学(東京都新宿区)建築デザイン学科インテリアデザイン塩見研究室は、新宿キャンパスにて「お店屋さんごっこ インテリアデザインのお勉強 vol.7」を5月20日~5月28日まで開催した。
同企画では、学部4年生が自身のお店をプロデュースし建築模型を製作。お店の場所と躯体条件のみを与えられた学生たちが、建物のデザイン、インテリア、商品、サービス内容、コンセプトなど、店舗に関わるあらゆる要素を提案した。
7年目となる今回は、「自分の『スキ』が誰かの『スキ』に」をコンセプトに、中目黒の人気エリアで実施。建物のデザインだけでなく、顧客へのアプローチ、ブランディング、サービスまで、建築とマーケティングを融合させたより広範な視点から、意匠設計を学んだ。新宿キャンパスでは、地域の特色と客層を反映した個性的な店舗の建築模型を公開した。現在、特設サイトにて学生10名の作品を公開している。
塩見教授は「大学では工学として建築の理論と技術を学ぶが、商環境では機能の充実とともに、訪れる人の『好き・楽しい』気持ちを場の空気感として作り出せるかが大切な要素となる。今回の企画では自分の気持ちと向き合い、形にすることが目的」とコメントしている。
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