信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、日幸ハウス(埼玉県吉川市)が5月8日に、さいたま地裁越谷支部より破産手続き開始決定を受けていたことがわかった。負債額は推定3億円。
同社は、地元吉川市を地盤とし、注文住宅建築工事を主体に分譲住宅販売、不動産売買、不動産仲介を手がけ、1999年10月期には年売上高約14億4200万円をあげていたという。
その後は同業他社との競合激化で売り上げはジリ貧で推移していた。品質へのこだわりと外注費負担から収益性も低調に推移。
2020年10月期は年売上高約1億7100万円に落ち込み、約2億6900万円の大幅赤字を計上したことで債務超過に転落した。こうしたなか事業を縮小し小口リフォーム工事と不動産代理・仲介主体の営業に転換していたが、支え切れず今回の措置となった。
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