東京ガス不動産(東京都港区)と化粧品会社ロレアルグループ(パリ)の日本法人日本ロレアル(東京都新宿区)は5月24日、廃棄予定の化粧品を建材へアップサイクルし、建物開発へ活用促進することついて合意したと発表した。
提携第1弾として、日本ロレアルが廃棄予定のパウダーファンデーション822個を材料に、東京ガス不動産がタイル建材を製作。アップサイクルした建材を、同社が開発する11月竣工予定の「(仮称)国分寺学生寮」および2024年1月竣工予定の「(仮称)武蔵野学生寮」の一部に採用する。
今回の提携に関し、日本ロレアル ヴァイスプレジデント オペレーション本部長の山本也寸志氏は「自社製品を新たな付加価値を持つ新しい“美”に生まれ変わらせる“アップサイクル”は、美の創造を専業とする同社社員にとっても意義深い取り組み。建材へのアップサイクルを発案した身として情熱を持って取り組んでいく」とコメント。
また、東京ガス不動産営業本部長の相原隆士氏は「同取り組みは、異業種の2社が循環経済社会の形成に貢献する新たな試み。当社が掲げる『安心・快適・環境との調和を提供するESG型不動産開発』のさらなる推進に向けて、日本ロレアルと引き続き連携を強めていきたい」とコメントした。
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