パナソニック・エコソリューションズ社(大阪府門真市)と三協立山・三協アルミ社(富山県高岡市)は、共同で開発を進めてきた「リフォーム用内貼断熱パネル・窓システム」による断熱改修提案を12月から開始する。パナソニックの真空断熱材技術と三協アルミ社の内窓と合わせた提案を行うことで、1部屋単位での高性能な断熱リフォームを実現する。
新たに開発した断熱リフォームシステムは、既存の床・壁・天井を解体せず、その内側に断熱パネルを貼るだけで簡単に断熱性能を向上させることができるのが特徴。1部屋でも効果的な改修が可能で、家に住みながら最短3日(12畳相当)という短工期で、手頃な価格で工事ができる。
ベースとなる断熱パネルは、冷蔵庫などに使われている「真空断熱材」を、屋根材の「鋼板成形技術」と、金属サイディングの「ウレタン発泡パネル化技術」を活用してパネル化。厚さ13mmという薄さながら、16Kグラスウール180mmと同等の断熱性能を発揮するという。
パネルは壁、床、天井に対応。薄いためリフォーム後も部屋がほとんど狭くならない。これに三協アルミ社製の内窓と組み合わせることで、意匠的にも一体的な改修を行うことができる。
まず、築20~30年を経過した集合住宅や戸建て住宅をターゲットとし、エリアを限定した提案活動を展開していく。
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