新築・リフォーム・リノベーション事業を展開するTOSUMO建築設計(富山市)は5月24日、空き家問題の解決に向けた取り組みの一環として、「空き家・空き室リノベーションモニター」の募集を開始した。建物や地域再生に重要な役割を果たすリノベーションの魅力と可能性を、より多くの人に知ってもらうのが狙い。
完成後3カ月間モデルハウスとして使用できることが条件で、費用の最大100万円分が無料となる。リノベーションによって空き家・空き室の快適性や機能性が向上するほか、新たな営みが生まれることによる地域の景観維持が期待できるとする。
空き家の増加は、景観の劣化や地域コミュニティの弱体化につながるだけでなく、犯罪・火災増加のリスクを引き起こす恐れがあり、全国で深刻化している。美しい自然環境や豊かな歴史的・文化的資源が多数存在する富山県においても、地域の魅力や発展に影響を及ぼす可能性があることから、今回のリノベーションモニターを企画。リフォーム・リノベーションを積極的に推進し、魅力あるまちづくりに貢献することで空き家問題の解決に取り組んでいくとしている。
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