ハウスドゥブランドで不動産事業を展開するAnd Doホールディングス(東京都千代田区)は5月23日、同社子会社のフィナンシャルドゥ(大阪市)が金融機関と提携して行うリバースモーゲージ保証業務において、4月末の保証残高が124億700万円になったと発表した。
フィナンシャルドゥは、リバースモーゲージにおける担保評価および債務保証業務を2017年10月から本格的に開始し、現在全国の45金融機関と提携。リバースモーゲージの利用環境を拡大することで、資金需要者への認知度を高め、利用促進につなげている。最近は、老後の生活資金や住宅ローンの借換え案件以外にも「相続案件」「自宅底地の買取り資金」「事業承継案件」などで複合的にリバースモーゲージを組み入れ、「金融コンサルティング機能」として利用する案件も増加しているという。
住宅金融支援機構の調査によると、リバースモーゲージの貸出実績は依然増加傾向にある。同社は、高齢者の老後資金への不安と持ち家率の高さから、自宅を活用した資金対策としてリバースモーゲージへの潜在需要が高いと推測している。
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