アットホーム(東京都大田区)、住宅購入や賃貸への住み替えを検討している、配偶者と二人で暮らす23歳~59歳までの共働きの男女を対象に「ライフスタイルや求める住まいに関する調査」を実施し、このほど結果を発表した。
働き方について「在宅勤務」と回答した夫婦に「在宅勤務において夫婦別々のワークスペースが欲しいか」と質問したところ、夫・妻ともに「そう思う」「どちらかといえばそう思う」が6割以上という結果となった。「夫婦で一緒に過ごす時間を定期的に設けているか」の質問に対し、共働き夫婦の6割以上が「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答しているが、その一方で、半数以上が「家の中で1人で仕事や趣味に没頭できるスペースが欲しい」と思っており、良好な夫婦関係を築いていくために夫婦一緒に過ごす時間を大切にしつつも、1人の時間も確保したいと考えていることがわかった。
現在探している住まいの間取りについて質問したところ、住宅購入を検討している人は、「3LDK(40.8%)」が最多で、「4LDK」(28.0%)、「2LDK」(19.7%)と続いた。賃貸住宅を検討している人では、「2LDK(37.9%)」が最も多く、次いで「2DK」「1LDK」が15.5%と同率となり、購入を検討している人の方が部屋数を求める傾向にあった。物件を探す理由については、購入検討者は「自分たちの資産になるから(25.7%)」、賃貸検討者は「ライフスタイルに合わせて住替えしやすいから(22.8%)」がそれぞれトップとなった。
■購入を検討する夫婦の約4割が「新築物件」を希望
購入検討者に、現在探しているのは、新築物件・中古物件のどちらかを質問したところ、新築物件を探していると回答した人は36.1%、中古物件と回答した人は18.8%だった。探している物件に住んだ後について質問したところ、「定住したいと思う」(45.4%)が最も多く、「いずれ住み替えたいと思う」を選択した人は18.8%だった。「いずれ住み替えたいと思う」を選択した人に理由を聞いたところ、「ライフスタイルに合った家に住みたいから(43.9%)」が最多となり、「将来的には地方移住を考えているから(22.0%)」、「将来的には都心に住みたいから(19.5%)」と続いた。
調査期間は2023年3月7日~3月9日。回答者数は男女437名。
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