信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、内装工事を手掛けていたKIHACHI(東京都江戸川区、石井康雄社長)が5月15日、事後処理を弁護士に一任し、自己破産申請の準備に入ったことがわかった。負債額は2022年8月期末時点で約2100万円。
同社は2020年9月設立。マンションや戸建住宅のリフォーム・リノベーション工事、ハウスクリーニングやメンテナンスなどを行っていた。東京や千葉、埼玉を営業エリアに、ハウスメーカーの下請けや個人施主からの元請けで、ビルの共用部分や一般住宅の内装工事などの受注を得て、2022年8月期の年間売上高は約6100万円を計上していた。
しかし、外注費負担などが重く、設立以来赤字経営だった。労働単価が上昇する中で利益を確保するだけの売上をあげられず、今回の判断となった。
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