信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、住宅リフォームなどを手掛けていた新生(長野県塩尻市、本山茂樹社長)が、4月25日に長野地裁より自己破産手続き開始決定を受けていたことがわかった。負債額は約5495万円。
同社は2010年1月にAKI`S FASHIONの商号で設立し、2014年7月に現商号に変更。当初は衣料品の輸入販売などが主だったが、その後、水回りを中心とする住宅リフォーム事業に参入。近年はリフォーム事業を主力とし、2015年12月期の売上高は約3500万円を計上していた。
しかし、競合の激化などで業績が伸び悩んでいたところ、2020年以降は新型コロナの影響も重なり経営環境が一段と悪化。2020年12月期の売上高は約1500万円にとどまっていた。立て直しを図るも回復せず、借入金の返済負担も重く、事業継続を断念。2021年12月7日には事業を停止し、2022年7月29日に自己破産を申請していた。
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