信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、木造建築工事を手掛けていたフューダック(岐阜県岐阜市、小牧新平社長)が岐阜地裁から破産手続き開始決定を受けていたことがわかった。負債額は2億8400万円。
同社は山一建材(岐阜県岐阜市)の関連会社として1973年8月に「山一ハウジング」の商号で設立。2012年9月に現商号へ変更した。近年は長期優良住宅の施工に注力し、2020年8月期の年間の売上高は約4億2000万円を計上していた。
しかし、住宅市況の悪化や同業者間の競合により2021年8月期には売上高は約3億円まで減少。今年に入っても住宅建築市況に改善が見られず、資金繰りに行き詰まり、今回の措置となった。なお、山一建材も岐阜地裁から破産手続き開始決定を受けている。
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