ハンディテクノ(東京都渋谷区)はこのほど、廃プラスチックと廃木材を融合し、製品化する水平リサイクル型再生木材テクノロジー「スロームウッドテクノロジー」を開発したと発表した。
「スロームウッドテクノロジー」は、マテリアルリサイクルが困難だった廃プラスチックを端材等の廃木材と融合させることで製品として活用可能とする再生木材テクノロジー。従来焼却されてきた廃プラスチックをマテリアルリサイクルすることで、CO2排出量をスロームウッド1トンあたり約1.93トン、82%削減する。
製品の使用終了後は、再びリサイクルして新たなスロームウッド製品として生まれ変わる水平リサイクルを実現。5月からは、製品第1弾として歩行用舗装材「スロームウッド ウッドペイブ」を発売する。
今後、歩道や広場、公園などの景観に木の風合いをプラスする屋外向け建材商品として、順次展開していく。
プラスチックは廃棄後の環境汚染が世界的な問題となっており、日本においては再利用は24%と、多くが焼却処理されている。また、廃プラスチックの約50%はマテリアルリサイクルが困難で、焼却等で年間約100万トンのCO2発生源となっていた。同社は、資源を再利用する持続可能性が求められているとして「スロームウッドテクノロジー」を開発、脱炭素に貢献するとしている。
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