吉野石膏(東京都千代田区)は、内装石こうボード張り工事を、従来のビス留めではなく、テープ状固形接着材と強力な永久磁石で固定する新工法「スマートJG工法」(特許出願中)を開発した。
これまでは電動工具を用いてビス等で鉄の下地に固定するのが一般的で、石こうボード二重張りの場合は接着材とステープルを併用していた。
これに対し新工法は、鉄の下地への固定および重ね張りのいずれの場合でも、テープ状のアクリル固形接着材「JG02」と磁力式専用工具「スーパーマグチャック」だけで施工でき、ビス・接着材・ステープルを使わない。電源・電動工具が不要なため施工時の騒音が発生せず、ビスやステープル痕が表面に出ないため化粧材の施工にも適するという。
税別の設計価格は、テープ状固形接着材「JG02」(幅30×厚さ0.6mm×長さ40m)が7500円/巻、専用工具「スーパーマグチャックSMC-001」(225×60.5×81mm)が15万円。
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