排水管を通すための貫通孔が、職人の勘違いでずれた位置に開けられていたことが判明。すると職人が照れ隠しのつもりなのか、「まあ、でも洗面台を取り付けたら見えなくなるしね」と余計な言い訳を…。たまたま設備の打ち合わせで現場に来ていた建て主が聞いてしまったから大変なことに。【住宅ライター:渡辺圭彦】
その職人、腕は悪くないのだが、ややお調子者の傾向があり、現場のムードメーカーでもあるのだが…。状況をよく踏まえないまま、軽口を叩いてしまったがために、今回は悪い方へ状況が展開してしまった。
この案件で現場監督を務めていたYさんはその日はたまたま病欠。数日経過してから事の成り行きを耳にすることに。「現場でそうしたミスはまあ、あるもの。見逃すことなく、ちゃんと対処さえすれば問題はない。実際に、間違えた穴は発泡ウレタンでふさいでから、正しい穴を開けて洗面台を設置したのですが…」・・・
この記事は新建ハウジング5月20日号6面(2023年5月20日発行)に掲載しています。
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