MEC Industry(鹿児島県姶良郡)は5月16日、キラメキテラス(鹿児島市交通局跡地再開発計画)内のサービス棟「キラメキ南国ビル」に、同社が製造・販売を行う木質建材「MIデッキ」が採用されたことを発表した。キラメキ南国ビルは地上7階の中高層建築で、MIデッキの採用面積は1993㎡。鹿児島県内で「MIデッキ」が採用されるのは初となる。
「MIデッキ」はRC造・S造で使われる配筋付デッキの一部に木をプラスした新たな木質建材。鉄筋と木(もく)が一体化された型枠材と天井仕上げ材を兼用利用することで、コスト削減とデザイン性の向上を実現。中高層建築で安価に天然木の温もりが感じられる空間を創出可能とした。また、支保工や配筋手間、脱型手間などの削減により、施工負担を軽減した。あらわしで利用することで、天井下地材・天井仕上げ材が不要となり、さらに負担軽減につながるという。
同製品では、伐採適齢期を迎えた国産木材を活用。適切な時期に植林・育林を行うことで災害防止効果が期待できるほか、炭素固定効果によるCO2削減やSDGsの達成に貢献するとしている。
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