チヨダウーテ(三重県四日市市)は、廃石こうボードからつくられたリサイクル石こうを100%使用した「チヨダサーキュラーせっこうボード」を6月1日に発売する。
同社は、グループ基本理念のvisionにおいて「完全リサイクル可能な世界で最も優しい石膏ボードと建築ソリューションを提供」することを掲げており、持続可能な社会の構築に向けた独自の取り組みとして「CHIYODA VISION ZERO」を推進。
その一環として、建築現場から回収された廃石こうボードを改質して原料としたリサイクル石こうを100%使った石こうボードのサーキュラーエコノミー化(=完全リサイクル)と量産化を実現。これは、同社調査によれば世界初のことだという(2023年4月時点)。
加えて、製造時の熱源には木屑チップのバイオマスボイラーで発生させた蒸気を熱エネルギーとして使用し、再生可能エネルギー由来の電力を利用することで、製造時のカーボンリュートラルを実現したとする。
厚さ12.5mm。不燃材料(告示1400号該当品)。エコマーク、グリーン電力マーク。最初は数量限定で販売する。
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