YKKグループ(東京都千代田区)は5月15日、2023年3月期決算を発表した。AP事業は、売上高が前期比13.9%増の5086億円、営業利益が同2.8%増の178億円で増収増益となった。
国内では、樹脂窓・アルミ樹脂複合窓を中心に販売が好調に推移。海外でも北米を中心に各地域で販売が好調で、売上高は過去最高に。営業利益は、国内は資材価格高騰の影響を販売増や価格改定で吸収しきれず減益となったが、海外での販売や価格改定効果が寄与し大きく利益を伸ばし、全体では増益となった。
グループ全体の業績は、売上高は前期比12.1%増の8932億円、営業利益は前期比7.0%減の559億円、経常利益は前期比5.1%減の606億円、純利益は前期比14.0%減の379億円。前期はファスニング事業を中心に大きく業績が回復し、価格改定や円安の影響もあったが、後半にかけて不安定な世界情勢やインフレ等の世界経済の失速の影響を受けた。
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