トーコー(奈良県生駒市)は、金属屋根用棟換気「i-ROOFⅡシリーズ」を5月22日にリニューアル発売する。
初代「i-ROOF」の発売から15年が経ち、昨今の暴風雨などの影響でより高い防水性能・換気性能が求められるようになったことから、シリーズすべての製品に新たに「サイドウィング換気構造」を採用。飛行機の翼が空気の流れで負圧を発生させるように、風の力を利用してサイドウィングで負圧を発生させ、小屋裏内から屋外へと空気を排出する流れをつくることで雨水の浸入を防ぐ。高い防水性能を発揮するだけでなく、風の力を利用することで小屋裏の換気性能を向上するという。
「i-ROOFⅡ」の旧製品は棟換気部に段差があり棟換気が目立っていたが、サイドウィング換気構造で棟換気部と一般棟部とを段差なく施工できるようにしたことで、すっきりとしたデザインを実現した。
また、「片流れi-ROOFⅡ」には妻側スペーサーを使用する「スペーサーイン・フラット工法」を採用することで、壁側の波打を抑え美しい仕上がりを確保。同時に棟換気の仮止め・本施工で2回現場に足を運ばなくてもワンストップで取り付けが完了する。
「雨押えi-ROOFⅡ」には、アッパーとアンダーで二重に防水する「デュアルベンチレーション構造」を採用。防水性のぬはそのままに換気性能を60%向上した。
全長は1Pが1050mm(有効長さ1000)、2Pが2050mm(同2000)。有効開口面積は1Pが109.5〜219、2Pが219〜438cm2。
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