旭ファイバーグラス(東京都千代田区)は、JISの建築用真空断熱材に適合する新商品「VIP‐Build(ビップビルド)」の仕様を確定し、販売を開始した。
2020年に日本産業規格がグラスウールまたはシリカ粒子を芯材に使用した「建築用真空断熱材」(JIS A 9529)の規格を制定。
旭ファイバーグラスは、グラスウール芯材の建築用真空断熱材の認証を2022年7月に国内で初めて取得した。以降、実販売に向けた検討を重ね、今回の発売となった。
熱伝導率λは0.004W/mK。呼び厚み16mmで熱抵抗値Rは4.0。JIS A 9529で想定される「23℃、相対湿度50%、25年継続使用」を想定した断熱性能値が0.004W/mKとなることも確認したとする。
設計価格は、厚16×幅370×長さ910mmが8040円/枚、厚16×幅405×長さ910mmが8980円/枚。10枚/ケース。
また、経済産業省の2023年度次世代省エネ建材の実証支援事業において、ビップビルドを使った「VIP‐Build断熱パネル」を補助対象商品に登録した。
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