矢野経済研究所は、木質系床材、カーペット、建材畳、合成樹脂系床材、フリーアクセスフロア、乾式遮音二重床、床タイル、舗装材、塗り床材、床暖房など、各種床材商品の市場実態と方向性、分譲住宅物件の床仕様の実態・変化、主要床材メーカーの床材事業の実態などを調査、結果をまとめた。
2005年に首都圏・関西圏で販売された分譲住宅物件に採用された床材の材料別面積比率では、4年前に比べて木質系床材とタイルの割合が増加。特に木質系床材は戸建て住宅、マンションともに「ホール・廊下」「台所」「食堂・居間」「洋室」で圧倒的な採用率を示しているだけでなく、戸建て住宅では「トイレ」や「洗面・脱衣室」での採用も増える。
また、複合フローリングは多機能化する傾向にある。マンション床は乾式遮音二重床のシェアが上がり、リサイクルシステムへの取り組みは業界を上げて前進、床暖房市場にはヒートポンプ式の登場など、変化の兆しがみえるという。
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