5月10日発行の新建ハウジング最新号は、Close-up「空き家、実家じまい」を特集する。
国内では人口減少、少子高齢化の波はいよいよ待ったなしの状況にある。
子どもたちが成長して実家を離れて、老夫婦だけの住まいをどうするべきか。住民が高齢になり、病院や施設に入ると、家の主を失った家は、やがて空き家に。実家の処遇に悩む人たちが増えている。建て替えか、リフォームか、 売却か―。
住むに住めない、壊すに壊せない、ただ手をこまねくばかりの実家。その対処には、建築だけでなく、 相続や介護、法律や税金、さらには親族とのしがらみまでが絡んでくる。「実家問題」は、専門知識に乏しい一般ユーザーが頭を抱える超難問だ。
生活者の“困った”ニーズに工務店はどう対応すべきか。地域活性、医療介護連携、リフォーム、不動産…。それぞれの得意分野を生かしながら、地域で存在感を発揮している工務店の取り組みに迫る。
住宅省エネ2023キャンペーンの影響が、新たな形で現れている。こどもエコすまい支援事業 の申請時に必要な“住宅証明書”(性能の証明書)を求め、登録性能評価機関に申請が集中しているという。「審査や発行が遅れて困っている」との声が工務店からあがっている。
遅延がひどくなれば、補助金の申請が間に合わないなど、トラブルに発展する可能性も。5面では現場の実態を詳報する。
6面では、連載「マイスタイル」をお届けする。地域に根差した家づくりで地元の人たちに親しまれ信頼されている工務店のこだわりを紹介する本連載。今回はオーガニックスタジオ(栃木県壬生町)にフォーカス。代表取締役の田中武さんの実体験からこだわり抜いた自然素材でつくる「オーガニックな家」の暮らしや家づくりの価値観を伺った。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。