大和ハウス工業(大阪市)はこのほど、快適防音室・快適静音室「音の自由区」の販売を開始した。
同社は、自宅で音楽を楽しみたい人に向け、2006年より室内の心地よい響きと外部への遮音を両立させた新築戸建て住宅向けの防音室「奏でる家」の提案を開始。このほど、これまでに累計約3000室提供してきたこの防音室を、「音の自由区」と名付け、防音仕様が異なる3つのグレード(快適防音室「奏でる家+(プラス)」「奏でる家」、生活音を減音する快適静音室「やすらぐ家」)を用意した。同社の防音性能に優れた建物との一体設計で、より良い住環境を提案するとともに、今後はリフォーム事業でも展開していく予定。
「音の自由区」は、外部への遮音と外部からの遮音を両立させた、快適防音室・快適静音室。快適防音室では、独自に開発した音響アイテム「コーナーチューン」「オーディオチューン」を室内に設けており、低音から高音まで美しい響きを奏でることができる。ドラムやバンド演奏も可能とし、屋外だけでなく室外に伝わる音を70dBA減音(目安)できる「奏でる家+」、ピアノやホームシアター、カラオケが楽しめ、屋外と室外に伝わる音を55dBA減音(目安)できる「奏でる家」の、防音仕様が異なる2つのグレードを用意。快適静音室「やすらぐ家」は、防音室で導入した防音設備などを用い、図書館並みの静けさを実現した空間となっている。
一般的な防音室は、戸建て住宅の竣工後に設置するため、狭くて低い空間が多いが、「音の自由区」では、建物との一体設計により、豊かな音環境と開放的な空間を実現。天井高3m以上の大空間を設けたり、一般的な防音室に比べ大きな窓も設置できたりするため、広くて明るい室内でピアノ教室やプロの音楽家を招いたミニコンサートなどを開くこともできるという。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。