日本政策金融公庫総合研究所は4月28日、中小企業景況調査(2023年4月)を公表した。中小企業の売上げDIは2.8で、3月から1.1ポイント上昇。今後3カ月(4~6月)の売上げ見通しDIは11.0で3月から6.4ポイント上昇とした。建設関連は季節調整値で売上げDIが4.0、売上げ見通しDIが10.6で、上昇に転じている。
調査は4月中旬に、三大都市圏の同公庫取引先900社(首都圏451社、中京圏143社、近畿圏306社)を対象に実施(このうち建設業は82社)。625社(69.4%)から回答を得た。
売り上げの動向について、最終需要分野別での建設関連の売上げDI(「増加」-「減少」、季節調整値)は、3月から6.0ポイント上昇。売り上げがプラスとなったのは2022年5月以来11カ月ぶり。今後3カ月の売り上げ見通しも3月から11.4ポイント上昇。2022年8月以来のプラスとなった。
利益額DI(「増加」-「減少」、季節調整値)は、全体では1.6(前月比4.6減)で2カ月連続のプラス。最終需要分野別の建設関連の利益額DIは、11.3ポイント上昇し6.5となった。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。