不動産、新築、リフォームと地域の住宅ニーズに対応しているジェー・アール・シー(神奈川県大和市)がシニア住生活サポート部を立ち上げたのは、2020年のこと。会長だった栗城博さんが知人から「介護施設を紹介してほしい」と頼まれたのがきっかけだった。当時、社長の栗城健さんは「それは当社の仕事ではないのでは」と思ったそうだが、「人生のあらゆるシーンに合わせた住まいの提案をする」という方針に合致していたこともあり、会長に一任したという。
「調べてみると、誰でも施設に入れるわけではないんですね。介護認定を取得している人が優先されるし、お子さんなど親族が連帯保証人になることも必要。心身の状態によっても適した施設が異なる。一般的に知られていないことがたくさんある。それなら、間に立つ存在が必要になるな、と」。
顧客の事情に合わせて ワンストップで対応
事業の流れはこうだ。介護が必要な状態になり、施設を探している人から問い合わせが来ると・・・
この記事は新建ハウジング5月10日号3面(2023年5月10日発行)に掲載しています。
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