ヤマト住建(兵庫県神戸市)はこのほど、ニチコン(京都市)が開発したトライブリッド蓄電システム搭載のモデルハウスを、上尾市と奈良市にオープンした。
トライブリッド蓄電システムは、太陽光発電・蓄電池・電気自動車を活用して電気の自給自足を促進するシステム。太陽光で発電した電力のうち、家庭で使い切れなかった分を蓄電池や電気自動車に貯め、夜間や停電時に使用することができる。同システムを搭載することで、電気の自給自足を実現するとともに、電気代の抑制とCO2排出量の削減につなげる。
上尾市・奈良市のモデルハウスでは、実際の停電時を想定し、一時的にブレーカーを落とした状態で蓄電池や電気自動車から電力を供給する様子を体験可能。エネルギー価格が高騰するなか、普段の生活で電気代を気にせず、停電時にも安心して暮らすことができるという。
同社は同住宅を、高気密・高断熱のエネルギー効率の良い住宅にトライブリッド蓄電システムを掛け合わせた、家庭にも環境にもやさしい次世代住宅として提案。長寿命な住宅性能に加え、電気代まで考えられたランニングコストの良い省エネ住宅だとしている。
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