国土交通省が4月28日発表した3月の新設住宅着工戸数は、貸家は増加したが、持家と分譲住宅が減少したため、全体で前年同月比3.2%減の7万3693戸となった。2か月連続の減少。季節調整済み年率換算値は、前月比2.0%増の87.7万戸。
利用関係別の実数では、持家は前年同月比13.6%減の1万7484戸で16か月連続の減少となった。3月において2万戸を割り込んだのは1962年(昭和37年)以来。
分譲住宅もマンションは増加したが、一戸建て住宅が減少したため、前年同月比0.4%減の2万3053戸で2か月連続の減少となった。一戸建て住宅は、同6.9%減の1万1583戸で5か月連続の減少となった。
一方、貸家は前年同月比0.9%増の3万2585戸で25か月連続の増加となった。しかし、増加幅は緩やかになり、民間資金による貸家は9カ月ぶりの減少となるなど、好調だった貸家にも少しブレーキがかかっている。
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