積水ハウス(大阪市北区)と日本IBM(東京都中央区)は10月30日、将来的なスマートシティの実現に向け、異なるメーカー間のHEMSの連携を可能にする次世代プラットホームの構築について、合意したと発表した。
現在、国の補助事業などにより、各家庭にHEMSの導入が進んでいるが、各HEMS機器メーカーがそれぞれ専用のシステムにより情報を管理しており、異なるメーカー間での連携には障壁がある。ただ、スマートシティの実現には、すべてのスマートハウスが連携して、エネルギー利用などの最適化を図る必要がある。そのため両社は共同で、メーカーに依存しない共通のプラットホームの構築を目指す。
具体的には、データの一元管理や、見える化をはじめとした同一サービスを提供し、街区単位などでのデータ集計を目指す。医療・介護分野など生活の質を向上させる多様なサービスにも対応していく。また、将来的には、一元管理により需要家をまとめ、電力供給会社との折衝も視野に入れる。
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