パナソニック エレクトリックワークス社(大阪府門真市)は、高純度水素と空気中酸素が化学反応で発電する純水素型燃料電池「H2 KIBOU」の新製品を6月1日に発売する。
同社は、2021年10月に5kWの純水素型燃料電池「H2 KIBOU」を発売。22年4月からは純水素型燃料電池と太陽電池を組み合わせた自家発電で、滋賀県にある同社の燃料電池工場製造部門の全使用電力を再生可能エネルギーだけでまかなう実証施設「H2 KIBOU FIELD」を稼働、燃料電池・太陽電池・蓄電池の3電池連携・制御による電力需給の最適化に関する技術開発と検証を行っている。
この実証施設の見学者からは、工場への導入に際して動力電源として三相三線の対応が必要との要望が多かったことから、新製品は現行品をベースに、三相三線200V、エネルギーマネジメントシステムに対応できるようにした。
最大250台の純水素型燃料電池の連結が可能。熱処理を製品本体のラジエーターによる個々の処理から、熱回収装置でのまとめ処理に変更したことで、工場での排熱利用が可能になり、大規模連結の場合トータルの設置費用の削減にもつながる。
発電効率55%、熱回収効率39%。
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