大和ハウス工業(大阪市)とNTTデータ(東京都江東区)はこのほど、地域金融機関一行と共同で、住宅ローン業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)に向けた実証実験を開始した。
実証実験では、住宅ローン申込人・住宅事業者・金融機関3者のコミュニケーションのデジタル化および申し込み情報の伝送に関する住宅ローン業務の効率化について検証。サービスのモックアップを活用して事前審査から融資実行までのフローを再現することで、住宅ローンに関する情報伝達のデジタル化についての有用性・操作性を確認する。
具体的には、現在、住宅事業者と金融機関が電話でやり取りを行っている申込人の審査状況などの確認を、専用のウェブページやアプリなどで共有し、リモート面談やチャットなどデジタルを活用したコミュニケーションを行うことで負担を軽減する。また、住宅ローン申し込み情報を電子化し、複数の金融機関との連携を可能にすることで、申込人・住宅事業者・金融機関の負荷を軽減する。マイナンバーカードおよびマイナポータルAPIの活用についても検証を行う。
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