公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター(東京都千代田区)は、1985年から運営しているリフォーム資格「増改築相談員」について、4月から「〈住宅リフォームエキスパート〉増改築相談員」と名称を変更した。また、研修会の受講要件を、建築の実務経験10年以上から5年以上に変更した。
名称の変更理由について、「増改築」と言う言葉は、特に若い消費者にはなじみが薄くわかりにくいことから、わかりやすい「リフォーム」という言葉を含むものにした。若い人にも受け入れられやすい名称に変更することで、受講者意欲を喚起したいとする。
研修会の受講要件の変更については、近年の情報量の増加や製品・技術の著しい発達により、「〈住宅リフォームエキスパート〉増改築相談員」としての一定の水準を満たすための時間も短縮されるとしている。建築関連の実務経験を5年以上に改めることで、より多くの人材にこの業務に携わってもらうことを目指す。また、住宅リフォームのトラブルが減らない現状があることから、早めに住宅リフォームの研修を受けることで、リフォームトラブルの減少に繋がることが期待される。
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