地域工務店のための個別物件の設計デザイン支援や能力研修を行う遊ベーシックデザインの会(運営会社:遊建築設計社、松浦喜則代表)は、人気シリーズの「間取りデザイン集」に続き、近く「外観デザイン集100選(仮)」を製作し、販売する。
10月23日に開催された「外観デザインつくり方」と題するセミナーで松浦代表が発表したもの。セミナーは松浦喜則代表が講師となり、これまで地域工務店に向けた設計支援をしてきたノウハウを踏まえて講演した。
松浦氏はセミナーで、現時点で大手ハウスメーカーが揃える商品の外観デザインを概括し、デザインのタイプを和風・洋風・モダンの3種類、さらに和風を伝統和風・シンプル和風、洋風を本格洋風・南欧風、モダンをシンプル・フラットルーフにそれぞれ分けて、その特徴やそのデザインを好む施主像をあわせて説明した。
さらに同じ間取り平面でも、外観デザインを「着せ替え人形のように」自由に選べるとの哲学に基づき、各タイプの外観設計の過程をスライドなどを使って解説した。
松浦代表は「間取りは住まう人の暮らし方を現し、外観は住まう人の趣向を現すもの。外観デザインをうまく使いこなすことで、住まい手の要望により深く応えてほしい」とした。
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