パナソニック ホールディングス(大阪府門真市)は4月21日、トクヤマ(東京都千代田区)の子会社、エクセルシャノン(東京都中央区)への出資比率を49%から66%へ引き上げ、連結子会社化すると発表した。パナソニックHD傘下で住宅設備・建材製造販売のパナソニック ハウジングソリューションズ(パナソニックHS、大阪府門真市)管掌のもと、引き続き樹脂サッシの普及拡大に努める。
出資比率を高めることにより、エクセルシャノンが培ってきたトリプルガラスを基軸とした高断熱仕様の樹脂サッシとパナソニックHSが取り扱う製品とのシナジーを創出、さらなるリソースも投入し事業強化を図る。今後拡大が見込まれる樹脂サッシ市場でトクヤマとも協力し、樹脂サッシの普及拡大、脱炭素化に貢献していく。
エクセルシャノンは、トクヤマの100%子会社として1994年に設立。日本で初めて純国産樹脂サッシを製造販売した。2020年6月、パナソニックHD(旧パナソニック)は、トクヤマとともに、エクセルシャノンが実施する第三者割当増資を引き受ける方法で、エクセルシャノンの発行済株式の49%を取得した。
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