一般社団法人不動産建設データ活用推進協会(PCDUA、東京都中央区)はこのほど、公式に会員募集を開始した。
同協会は、不動産・建設分野におけるデータの連携、活用の推進およびデジタル人材の育成を目的に4月3日に設立。不動産、建設業界では、AI、IoT、ロボティクス、ブロックチェーンといったテクノロジーの活用やDXによる事業改革が進み、関連するスタートアップ企業が増加するなど、業界内外におけるオープンイノベーションも活発化している。また、不動産取引の電子化の全面解禁や国土交通省によるデジタル施策など、両業界におけるデジタルデータ活用について急速に市場整備が進む中、同協会では、今後重要なテーマとなる「データ活用のための企業間連携」「デジタル人材の育成」への取り組みを行っていく。
異業種を含めた企業間マッチング、人材スキルアップの取り組みとして、月次の勉強会、活動報告会を開催するほか、データ活用事例プレゼン、ピッチイベント、データコンペ等のイベントや、デジタル人材研修プログラムの実施を予定している。また、会員の要望に基づいて特定のテーマに特化した委員会を設置し、勉強会、ビジネスモデル検討、技術実証等の活動を行う。活動はリアル・オンラインのハイブリッド方式で運営予定のため、全国からの参加が可能。
一般会員(不動産関係、建設関係、金融関係等の事業会社)および賛助会員(業界団体、地方公共団体、大学等)は会費無料。特別会員(スタートアップ、IT企業、SIer等ベンダー側の事業会社)は、4月から翌3月までの年間会費20万円(いつ入会しても同額)。
設立時点の入会申込、入会意向は60社以上。今回通年で入会申し込みの受け付けを開始する。申し込みは公式ウェブサイトから。
5月12日には「PCDUA設立総会兼事業説明会」をオンラインと会場(東京都中央区)にて実施。事前申込み制で、会員以外も無料で参加可能。
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