三和シヤッター工業(東京都板橋区)が2020年3月に発売した遮熱扉「灼熱ガード」がこのほど、岡山県真庭郡の新庄村役場新庁舎の耐火書庫の入り口扉に採用された。
遮炎性能に加え、業界初の遮熱性能を有する特定防火設備(60分防火設備)として開発。操作性・意匠性は一般的なスチールドアと同等でありながら、遮熱材として扉内にケイ酸カルシウム板と石膏、枠内に石膏を充填することでISO規定の遮熱性能判定基準をクリアした。
また、2022年12月に国土交通省が公表した「直通階段が一つの建築物等向けの火災安全改修ガイドライン」において、避難経路が十分に確保されていない建築物では消防隊が到着するまでに一時避難が可能な「退避区画の設置」を推奨しており、こうしたケースにも遮炎・遮熱性能を有する扉が有効としている。
片開きW850〜900×H2000〜2100mm、扉厚50mm。税込の参考価格は、写真のタイプが132万円(W880×H2000mm)。
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