大型パネルを用いてHEAT20・G2~G3を上回る高性能住宅を手がける天野保建築は3月29日、顧客の2家族を、自社の家づくりに用いる大型パネルの生産を委託している山長グループの建材商社・モックの大型パネル工場(千葉県千葉市)に招き、パネルをつくる作業の様子を見学しながら、住宅の性能や使用される木材などについて説明した。つくる過程をオープンにすることで、顧客に家づくりに対する理解を深めてもらいながら、住まい手とつくり手の一体感を高め、今後のスムーズな家づくりの進行と顧客満足度の向上につなげる狙いだ。
モックでは「単なるパネル生産工場ではなく、“山への入り口”として大工、工務店、住まい手など家づくりに関わる全ての人たちに対して開かれた場所にしたい」という社長の榎本哲也さんの方針のもと、今回のように工務店とその顧客による見学を積極的に受け入れている。
工場で天野さんは「大型パネルは天候に左右されず専門の作業員によって精密に施工されるため、品質が安定し、設計通りの高い性能が確保できる」とメリットを説明した。また、パネルの一部となる無垢の構造材について・・・
この記事は新建ハウジング4月20日号15面(2023年4月20日発行)に掲載しています。
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