PASSIVE STYLE(鹿児島県鹿児島市)は3月27・28日、パッシブハウスに興味を持つ全国の工務店向けの研修会「馬場塾」を開催した。同塾では座学と現場見学の双方を無料で、国際基準に相当する住宅の必要性をレクチャーしている。座学では、顧客に対して説明するのと同じ内容を参加者に説明。現場見学会では施工中の現場、また引き渡し済みの物件も顧客の許可を得て公開。受講者は「なぜ高性能住宅を建てるのか」「どうやって建てるのか」を実践から学んだ。
鹿児島から始めたひとしずく国際基準相当の家づくり
自身の軌跡を、再生可能エネルギー由来の電力を供給する電力サービス・ハチドリ電力の「ハチドリのひとしずく」になぞらえて「自分たちがやっていることはちっぽけなこと。でも日本の家づくりを変えたくて活動してきた」と話すのは、社長の馬場龍仁さん。2019年にドイツのパッシブハウス研究所で勉強した後、鹿児島県で4年間に渡り、高性能住宅を建て続けてきた。県内の多くの人に国際基準に相当する家をつくってほしいという思いから、自社の商圏内にある工務店に対しても分け隔てなくノウハウを教えている。
今回の馬場塾は・・・
この記事は新建ハウジング4月20日号6面(2023年4月20日発行)に掲載しています。
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