アクティブイノベーション(東京都新宿区)はこのほど、家づくりを検討する顧客に、高性能住宅を扱う工務店を推薦するサイト「住宅性能コミットメント宣言」をリリースした。
同サイトでは、松尾設計室代表取締役・松尾和也氏監修のもと、家づくりや高性能住宅の基礎についてエンドユーザーが学習できるコンテンツを提供するとともに、高断熱高気密住宅を扱う地域工務店を紹介する。性能の最低数値(UA値・C値)を全棟保証するなど、「必ず高性能で快適な住宅を提供する」工務店が登録しているため、サイトを利用して差別化を図ることが可能とする。断熱気密指標を開示して高性能住宅を提供する工務店を支援する取り組みは業界初といい、すでに34社の工務店が登録している。
同社は、工務店を中心とした16社の業界関係者の出資からなる業界特化型の経営コンサルティング会社。同サービスは、高性能住宅工務店の普及に向けた取り組みとして展開し、今後は営業ツール・バナーの開発などで認知度を向上、登録工務店の支援を行っていく。
「近年、住宅の高性能化への動きが活発化しているが、根拠や基準がないまま「高性能」「省エネ」を宣言する住宅会社も多い」と同社は指摘する。エンドユーザーは各社の差を正しく評価できないことから、高性能住宅を提供してきた工務店からは「性能による差別化ができない」という声が寄せられていた。
同社は同サービスの拡大を通じて、エンドユーザーに正しい家づくりについて知ってもらうとともに、高性能住宅を提供する地域工務店の認知拡大を図っていくとしている。
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