宮﨑建築(新潟県阿賀野市)は、年1~2棟ペースで性能向上リノベを手がけている。基本はスケルトンリノベで、単価は2500万円程度/件(坪単価80万円余)が多い。50~60代の夫婦2人暮らしの世帯が、性能向上を図りつつ、家族構成の変化やライフスタイルにあわせたリノベで“終の棲家”とするパターンが多いという。
築40~50年程度の物件が多いため、自治体のスキームに沿って耐震診断を行い、第三者による判定会で設計審査を受けたうえで、補助金を活用した耐震補強も実施する。自治体によって異なるが、補助額は最大150万円。社長の宮﨑直也さんは住宅医協会認定の「住宅医」の有資格者で、耐震診断にあわせて同協会の指標や検査項目に従って、劣化や腐朽の状態なども細かくチェックする。
断熱性能は「HEAT20のG1を上回るのが目安」(宮﨑さん)。壁は柱間に105㎜もしくは120㎜厚のグラスウールを充填し、天井はセルロースファイバー300~400㎜厚を吹き込む。床は・・・・
この記事は新建ハウジング4月10日号 2面(2023年4月10日発行)に掲載しています。
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