「2000万円超の性能向上リノベがスタンダードになる時代が来ている」
そう話すのは、長野県長野市の工務店・Reborn(リボーン)取締役ゼネラルマネージャーの塩原真貴さんだ。昨年ごろから性能向上リノベの受注が増え始め、並行して1件当たりの単価もアップ。4月スタートの2023年度分のリノベについては現時点で6件の受注残があり、工事費の平均は約2200万円だ。
同社では創業当初から「良質なストックを増やす」という塩原さんの信念により、性能向上リノベには特に力を入れてきたが、これまでは「2000万円クラスのリノベをコンスタントに受注するのは難しかった」(塩原さん)。
やっていることは変わらず、以前から広告・宣伝はほとんど行っていないことから、新築の価格高騰やYouTube・SNS上での情報発信、拡散といった「外部環境の変化がリノベと自社のポジションを押し上げている」と受け止める。
コストへの意識がリノベ普及のカギ
新築に対するコストメリットを打ち出すため・・・・
この記事は新建ハウジング4月10日号 2面(2023年4月10日発行)に掲載しています。
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