ワークショップ「き」組(東京都中野区)は、「木組のデザインゼミナール」に「古民家再生講座」を統合した「古民家+木組」のデザインゼミナールを4月から開講する。「木組のデザインゼミナール」が今年第20期となる節目として、また空き家問題への課題解決に取り組むため両者を統合し拡大版として開催する。伝統的な木組の技術に加え、2025年度の省エネルギー法義務化にも対応する「温熱」の向上手法を学ぶことで、実務者に必須のスキルを身につける。対象は「木組の家づくり」を実践したい設計者および施工者。
「古民家再生講座」は、実際に日本民家園や江戸東京建物園の見学や実測を通して、伝統的な「架構」を学ぶとともに、利活用の設計方法や最新デザイン、耐震、温熱技術など進化する木組を学ぶ。
主軸の「木組講座」では、基本設計から伏図の書き方、模型づくりを指導。木組の架構を理解しながら軸組模型をつくることで、実践力を身につけていく。「理念・温熱講座」では、最新のデザインを理論と事例を通して学ぶほか、改正省エネ法に対応・実務に活用できる「温熱計算手法」を学ぶ。受講者は、岐阜県立森林文化アカデミー講師・辻充孝先生による「温熱計算ツール」がもらえるという特典もある。
「古民家再生講座」は4月16日から、「木組講座」は8月20日から、「理念・温熱講座」は8月19日から開催する。単発のスポット受講も可能。サポート体制として、実際の建物の架構を指導する実践コースも用意している。
受講の際は、「初めての人にもできる!木組の家づくり絵本」「初めての人にもできる!古民家再生絵本」を副読本として使用するため、事前にアマゾンで申し込みが必要。
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