新建ハウジング4月10日号は、Close-up「性能向上リノベーションの受注」を特集する。
資材の価格高騰が続き、新築、とりわけ注文住宅の価格が大きく上昇したことで、実家に住む、中古住宅を購入するなど、既存住宅を選択する生活者が増えている。工務店にとってこの状況は、ストックビジネスを構築・拡大するチャンスでもある。
しかし、大規模な性能向上リノベともなれば、新築に近い費用がかかることも。“リノベなら新築より安く済む”イメージも根強い。「フルリノベや性能向上の提案を受け入れてもらいにくい」といった課題意識をもつ工務店も多い。
工務店の強みを生かせる性能向上リノベをコンスタントに受注し、さらには事業化するためにはどうしたらいいのか―。実績をあげているReborn(長野県長野市)、宮﨑建築(新潟県阿賀野市)、アルティザン建築工房(北海道札幌市)、プレイス・コーポレーション(神奈川県横浜市)―4社を深掘りした。
4面では、マクス(静岡県富士市)が、築49年の住宅(富士市内)をフルリノベして HEAT20・G3超まで断熱性能を引き上げ、暮らしを豊かにするアイテムとして家庭用のサウナを設置した新モデルハウス「プラスサウナ」を紹介する。高性能住宅を求める顧客層への訴求やリノベ需要の喚起、ニューノーマルのライフスタイルを提案する拠点として活用していく。
「富裕層の特権的な楽しみとしてではなく、サウナ好きの人や好きな時間に1人で、時には家族とともにサウナを楽しむことができるという価値を感じてくれる普通の家庭に広げていきたい」(鈴木克彦社長)。
9面の鷲見製材社長の石橋常行さんによる連載「家はつくらない 心豊かな人生をつくる」では、この春、地域工務店に就職した“同志”にエールを送る。工務店社長、そして人生の先輩として働く上で大切なコトを熱く語る。
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