信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、建売住宅の販売・建築工事を手がけていた翔建(東京都町田市、渡邊昭平社長)が3月31日までに実質的に事業を停止、自己破産を申請する方向となった。負債額は2022年3月期末時点で約1億1770万円。
同社は、2006年5月設立。おもに2×4工法による自社企画の木造戸建て住宅を提供していた。2014年3月期の年間売上高は約6億900万円を計上していた。しかし、在庫リスク回避のため、大手ハウスビルダーなどからの下請け受注を中心にしたところ、主要取引先の業績低迷により受注が減少。2017年3月期以降6期連続で債務超過となった。新型コロナの影響で営業活動も制限され、事業の継続が困難となった。
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